カテゴリ:ドイツ音楽( 20 )
随分と間があいちゃいましたが
引越をしました。東京から神奈川へプチフェードウト。
目の前に大きな道路があって空気がものすごく悪かった前の家とくらべて、
空気もキレイかつ閑静でなかなか。すぐ近くにスーパーがあるので、
自炊も多くなり食費節約にも効果が。
おかげで、もっともっとレコードが買えるばい!もっともっと…。



というわけで、ドイツアンテナを更新。
今回は、大物だけど入れ逃していたもの、ディスコグラフィーや
ドイツアーティストの写真がある情報サイトなどを追加しました。
バックカタログを見るだけでも、VOD、WSDPに匹敵する再発レーベルとわかるkernkrachも追加。
ここのは買い逃しまくっていて、2~3枚しか持ってないんだけど
今ではほとんどがvergriffen!(独語で絶版の意味)。悔しいー。
特殊ジャケやカラービニールのレコードが多くて、そういう意味でもおもしろいところ。



それと、MOSに遊びに来てくれた人、ありがとう!
誕生日パーティー&バレンタインデーを目前にしていたこともあり、
来場者にはケーキやチョコの振舞いが。そんなこんなで、お店にまったりとした
すごくいい雰囲気が満ちていて楽しかった。
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by willoldd | 2005-02-21 19:53 | ドイツ音楽
ルックスはドイツの殺害塩化ビニール
THORAX-WACH - HUCKEPACK UND ZU HUNDERTEN [RiP OFF]



a0012554_23565475.gif  愛してやまないドイツ音楽にとり憑かれるきっかけとなった記念すべき1枚パート2。
  いきなり半ネコ人のような叫び声ではじまる衝撃的な80年作。
  この7インチ以外は自主制作の12インチのみ。2003年には
  初期のカセットをまとめたLP(視聴可)が出た。不穏なシンセの中で
  電気ビリビリな電子音を走らせまくるのを得意とするバンドのようだけど、
  狂っているのがメロディとリズムのバランス感覚。



メロディはとにかく一辺倒。子供が吹くピアニカのよう。
そこに脳のネジが飛んでいるとしか思えない機械ビートがはちゃめちゃに絡む×4曲。
かろうじて音色にポップさが感じられるけど、本質的に崖に爪先立ち状態。
正直、このバンドが何をしたかったのか、今でもわからない。
裏ジャケには薄地のトレーナーを着て、包帯を顔に巻いた2人組の写真。
一人はグラサンかけて口紅をベッタリ。最高にクールで絶望的。96ドイッチェ。
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by willoldd | 2004-12-13 23:59 | ドイツ音楽
木の実を貯めるリスのように
せっせと冬支度。というわけで、用事がてら
ディスクユニオンに行ってレコードを売ってきた。



寂しかったこと。在庫過多ぽかった非ドイツNWの何枚かと
なぜか2枚持ってたINSPIRAL CARPETS - MOVEの買い取り拒否…。
まあ、前者はよくあることなのでいいとして
後者はそもそもダブって持ってた事自体が意味不明。
すごい大好き!とかリアルタイムの青春って感じじゃないのに、なんでだろ。
肝心の成果はというと、買取価格25%アップキャンペーンをやってたCDともども
ラビューしたおかげで、高めの設定でぼちぼち。



ビックリしたのがCHROME - RED EXPOSUREの売値。1300円!
高いなあ。普通にお店に出したら3000円とかになっちゃうじゃん。
サンプル盤だからこの値段なのか、はたまた全く知らないどこかで
再再再評価とかされて値があがっているのか、とかなんとか、考えつつ
500円というドイツ好きを侮辱するためにつけられたような低価格で落ちてた
F.S.K. - X [SUBUP RECORDS SUBLP-34]をゲット。
ZICKZACKの初期からレコードを出し続け、今でも現役活動中のバンドの2000年最新作。
ネジをゆるめたシェラックのような、締まりのない音響ロックが妙に気持ちいい。
マリリン・モンローからAMON DULL(!)までをイメージカバーしている
前作よりもとっつきやすくてすんなり聴けた。



ふうん、と思いながら、人に聴かせたところ
「広大な感じ。大草原っていうのかな。モンゴルみたい」という感想だっだ。
モンゴルって全然ドイツじゃないじゃん…!32ドイッチェ。
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by willoldd | 2004-12-10 13:14 | ドイツ音楽
皮肉という言葉をチョコでぐるぐる巻きにしたような
DIE RADIERER - ANGRIFF AUF'S SCHLARAFFENLAND [ZICKZACK ZZ-12]



a0012554_0413059.gif  愛してやまないドイツ音楽にとり憑かれるきっかけとなった記念すべき1枚。
  もう、断然A1。軽快で固めなドラムにあわせて、ジャリジャリしたギター音と
  情けないシンセ音がリズミカルに行進する名曲。
  曲以上にジャケットがバカっぽい。まずは首、腕、足が極端に細い、似非ミッキーマウス!
  (周りにアメやアイス、ドーナッツが転がっている)




その似非ミッキーがいる丘の下では、アリのように黒い兵隊達が戦争をしていて
爆発炎上を見てビックリ、という按配。
「とにかくオレ達はアメリカをおちょくりたいんだイッヒ」
という意気込みが、曲とジャケに結実しちゃってる。
A2の曲名は「僕は王様」。裏返ってB1はもっとストレートで「完全なキチガイ」。
皮肉を通り越して、向こう側への扉をいったりきたりしているドイツの典型。99ドイッチェ。
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by willoldd | 2004-12-08 00:47 | ドイツ音楽
80'Sドイツ人のダブはマッシブにダウナー
DIE MONOTONS - WAS IST DENN JETZT LOS [NEUE S-01]



a0012554_18312566.gif  ON-Uレーベルへのドイツからの回答、と言えなくもないダビーな7インチ。
  「反抗!」とか「ハッパ萌え~」とか「音楽でベルリンの壁を壊すぜ~」
  のような主張がこれっぽっちもない、暗黒ジャーマン・ニューウェーブ・ダブ。
  異様な倦怠感。幽霊のような呟き&コーラス。滅入る気分。



こんなに絶望的なくせして、不必要にドナ・サマーをサンプリング!
キチガイジャーマンレコードの特色である「音処理が金属っぽい」という点は軽々クリア。
親切心0で入ってくるエフェクトも相性ピッタシ。紅一点の女性ヴォーカルが
必死に「イッヒ?(訳:ワタシ?)」と声を出すものの、出番はそれっきりなので
聴く人の不安を無駄にかきたててくれる。ジャケットには無表情で踊る男女。
手足体が寸断されていて、夢に出てきそうなくらい不気味。91ドイッチェ。
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by willoldd | 2004-11-28 18:35 | ドイツ音楽
そして
来週末にはこんなイベントが開催されます。





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『夢のジャーマン・ロック試聴会 in Tokyo』


2004.09.18(SAT) 入場無料(1Drink Order)
16:00~20:00(予定)
Cafe FLYING TEAPOT(江古田)


hikaru(なんかどう)
 ヤキマニア!Canのドラマーの知られざる側面

小柳カヲル(ゲスト)
 70年代以降のドイツパンク、ニュー・ウェイヴ

クラウトな時
 ジャーマンロック・ビデオ/オールスター
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今回は、ドイツ系音源を出し続けている数少ない国内のレーベルである
キャプテントリップの小柳さんがゲストで出演。
ジャーマン・パンク、ジャーマン・ニュー・ウェーブを中心に
「ドイツ界隈でもかなり尋常でない音源を流す!」との事。
個人的にもかなり楽しみ。
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by willoldd | 2004-09-11 21:40 | ドイツ音楽
遂に出た
V.A - EXIL-SYSTEM 1979-2004 [VINYL ON DEMAND-9]



a0012554_20295529.jpg  VODの7~9を聴いたけど、予想以上のドイツ臭さに半失神。
  特にこの9番のコンピ。MONOGAMの前身レーベル、EXIL-SYSTEMの未発集。
  「P1/E」という、名前からしてかなりのドイツ純度が期待できるユニットの
  『49 SECOND ROMANCE』という曲が入ってるんだけど、これが凄まじい。




ドンツクしたリズムに、ラインを辿る変調シンセ、オモチャの工場が
水蒸気をあげるようなチープな電子音、そして、ダウナーなVoが歌い上げる。
問題は歌詞だ。こんな感じ。




 ダ~ンス。ダ~ンス。ダ~ンス。
  ダ~ンス。ユ~、ライク、トゥ、ダ~ンス。
  ダ~ンス。ユ~、ライク、トゥ、ダ~ンス。
  ワナダ~ンス、ワナ~ダ~ンス(中略)ワナダ~ンス、ワナ~ダ~ンス。
  ダ~ンス。ダ~ンス。ダ~ンス。
  ダ~ンス。フォーティナ~イン セコンド ロ~マ~ンス。イエアッ 





すごい。1980年代の、同じような電子音を使ったグループ達と較べるまでもなく
ドイツにしては歌詞が切なすぎる。このタイミングで聴かれなければ
再評価に25年~30年はかかるであろうジャーマン・ニュー・ウェーブ・ディスコ。
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by willoldd | 2004-09-11 20:23 | ドイツ音楽
特集、GERMAN NEW WAVE。
000 特集:German New Wave TOP 2004-02



ミュージックスタイルの多様化に合わせて、モデルバリエーションを
拡大し続けるジャーマン・ニューウェーブマーケット。
そんな中にあっても、たとえばユーロビートやJ-POPなどの
新ジャンルへは沈黙を守り、ドイッチェ王道の姿勢を崩すことがなかったドイツ人。
しかし、もはやマーケットの成長が望めなくなり、
いよいよ各ドイツ人の間でサバイバル戦の様相を呈してきたいま、
そんな悠長なこともいっていられなくなったようだ。
各アーティストとも、ここへ来て一気に日本のマーケットへと参入。
あるいは、唖然とするほどの個人主義を武器に、
ミュージック・シーンをリードするべく新世代ドイツ音楽を続々と送り込んできている。
今回は、そんなドイツのニューウェーブともいえるアーティスト達を
ピックアップ。非ドイツ国との比較を通じて、そのおもしろさを探ってみることにしよう。







だったらいいのにな。
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by willoldd | 2004-08-04 20:01 | ドイツ音楽
裏ジャケでは、裸の金髪お姉ちゃんとロボットが一緒に踊っている
MUNICH MACHINE - A WHITER SHADE OF PALE [SUX-110-SA]



a0012554_1929154.gif  GIORGIO MORODERとPETE BELLOTTEの2人組が
  プロデュース&ムーグとパーカッションでブイブイいわせている2nd。
  どちらもドイツ人ではないし、フューチャーされているヴォーカルの女も
  出番はこれっきりの非ドイツ人のヤンキー娘だけど
  ミュンヘンはドイツの都市だしその都市の名前を掲げた
「ミュンヘン・ディスコ」と呼ばれたシーンの中の1枚でもあるので
個人的には全く違和感無く、立派なドイッチェ。そう思い込む事にした。


B面1曲目は、「2001年宇宙の旅」でも有名な「ツァラトゥストラはかく語りき」が
それほど派手派手でないディスコ・トラックになっていて今聴いても盛り上がってくる。
あのメイン・フレーズが目立っているので、シンセの大味的な部分が影を潜めているように
聴こえるのがいい。B面3曲目は、「声を管に入れてシンセに通した音(日本盤ライナーより)」が
ゆるいビートにマッチしていて気持ちいい。これはロボットというよりもメカだろう。





■ ドイッチェ度 : 61ドイッチェ
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by willoldd | 2004-08-02 19:31 | ドイツ音楽
出だしの言葉が「ハァ……ファソペサ!」(意味不明)
THE TANZDIELE - MUSIK MUSIK MUSIK [GBD-0026]



a0012554_2292331.gif  多分、この7インチしか出していない(*1)正体不明の4人組ドイツ・バンド。
  冒頭に書いたように、出だしが危険。毛むくじゃらで体臭がキツそうな
  男の声で「ハァ…ファソペサ?」「アデモント!」と掛け合い、
  MUSIKスタート。ビョビョビョ、という鋭角な電子音に固いビート。
  これでゴムのように跳ねる印象があればまんまDAF。
  まあ、出だしといい、どう考えてもDAFを意識している。


この固くて尖った疾走感は、同時期のドイツ人達にはなかなか無い感じ。
いい。かなりいい。TANZ(=ダンス)の言葉通り、踊れる。
ちなみに、NO WAVE特集のスタジオボイスでムードマンも
「思春期を過ごした音楽にはやっぱり抗えない」とピックアップ。
ニューウェーブでダブでディスコなレーベルのGOMMAから
リリースされている「TEUTONIK DISASTER EP 2」というコンピにも
この曲が収録されている。このコンピに入っている曲は
全て81~83年のドイツ人によるものなので激しくオススメ。



GEE BEE DEEというレーベルはニューウェーブの時代よりも
前から存在していたようで、このレコードがリリースされた1982年前後も
地味にプログレ・ドイツのポップス等をリリース。つまり、ATA TAK
ZICKZACKとは違う流れでココ(ドイッチェ濃度の高い爆心地)に行き着いている。
違う流れ、とは。多分、当時の流行りを目当てにした一発狙い。



それでもこんなレコードができちゃうのが、ドイツ人はバカというか、
キチガイというか、イモの食いすぎというか、おもしろい。





■ ドイッチェ度 : 78ドイッチェ
■ B面のクレジットにあるVERLAG(刊行・卸売りとかの意):「FLEX-TON」て何だろう。
  カバーでもないし、人の名前ぽくないし、気になる。



*1 1981年にLPを出している事が判明しました。参考サイト。情報ありがとうございます。
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by willoldd | 2004-08-01 22:10 | ドイツ音楽